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栄養管理室

栄養管理室 理念

病院理念に基づき患者様の栄養改善に努め、良質な栄養療法を提供します。

 

基本方針

  1. 病態に応じ医師の指示のもと安心・安全な食事を提供します。
  2. 患者様に応じた栄養療法を提供し、良質なチーム医療に貢献します。
  3. 専門職としての自覚を持ち、知識や技術の向上に努めます。

 

栄養管理室について

外来・入院の皆さまに
管理栄養士による食事指導・栄養相談を行っています

 

行事食

当院の管理栄養士が栄養管理した食事

 

 

栄養管理室より

日常生活の中で食事は大切なことですが、わりとおろそかになりやすいものです。それは食事の過不足があったとしても、そのことがすぐに病気につながったり、痛みや苦しみをもたらすことが少ないからです。長期間偏った食生活を続けていくといずれ病気を起こす原因の一つになりかねない、頭では分かっていても実行するのはなかなか困難です。

食生活を改善するということは、長年の食習慣を変えていかなければならないことでもあり、苦労が多いわりには、薬のような速効性がないため、とても地味なものです。

食生活の改善を行う時は、その効果をすぐに期待するのではなく、毎日の小さな努力の積み重ねが、いずれは大きな成果を得る、と考えて下さい。無理な改善は長続きしません。かえって身体の調子を悪くすることもあり、そのことが引きがねとなって、病気を起こすこともあります。

できることから少しずつをモットーに気長に取り組みましょう。

 

カルシウムについて考えましょう

私達にはカルシウムが不足しています

多種多彩な食品に囲まれ、豊かな食生活を送っている私たちにも不足している栄養素があります。厚生省の国民栄養調査によると男性ではカルシウム、女性ではカルシウムと鉄が不足という結果になっています。ここではカルシウムについて考えてみましょう。

カルシウムといえば骨や歯をつくる栄養素というイメージが強いと思います。確かに99%は骨や歯に存在していますが、残りの1%は血液や筋肉などで心臓や脳の働き、筋肉の収縮、血液の凝固など生命維持のための様々な働きをしています。この1%のカルシウムが少なくなると、骨は身を削りカルシウムを補給します。それほどまでに血液中のカルシウム濃度は一定に保たれる必要があります。

カルシウムが不足すると骨はもろくなり、骨折しやすくなります。また血管を老化させ、動脈硬化や心臓病など生活習慣病の引きがねにもなります。それだけにカルシウムは大切な栄養素であり、毎日きちんと摂取することが重要です。

骨は吸収と形成を絶えず繰り返すため、カルシウムは日々失われていきます。成長期のカルシウム不足は骨の成長を遅らせ、もろくします。過度のダイエットも同じで、体重減少そのものが、骨量の減少の原因にもなります。ですから、子供の頃からの貯蓄が大切です。カルシウムを十分に含むバランスのとれた食事と適度な運動および日光浴は太くて丈夫な骨をつくり、骨粗髭症の予防にもつながります。

 

丈夫な骨を手に入れよう

 

カルシウム不足にならないために、カルシウムを十分に摂取することはもちろんですが、カルシウムの吸収をよくするように食べなくてはなりません。食品では、牛乳、乳製品の吸収効率がよいとされていますが、牛乳摂取が困難な方は、ヨーグルト、スキムミルク、乳糖不耐性症用の牛乳、小魚、大豆製品などを利用しましょう。脂肪を制限する必要のある方は低脂肪にし、乳脂肪の取りすぎに注意して下さい。

 

カルシウムをじょうずに摂取するために必要なもの

画像:かつお
ビタミンD
適度に日光に当たることで、皮下でもできます。食品では、さば・かつお・さんま等の魚類に多く含まれます。また、きくらげ・しいたけ等の植物性のものは、体内に取り入れてから日光を適当に浴びることによって、ビタミンDが体内で合成されます。
画像:豆腐
たんぱく質
骨格の構成成分であり、不足するとカルシウムの吸収が低下します。過剰になると尿への排泄が促進されます。主に肉・魚介・卵・牛乳・乳製品・大豆・大豆製品に多く含まれす。
画像:月見そば
マグネシウム
骨の構成成分の1つです。過剰摂取は尿へのカルシウム排泄が促進 されます。 食品では、そば・するめ・スイートコーン等に多く含まれます。
画像:ブロッコリー
ビタミンK
骨量の増加作用があり、ブロッコリーや納豆に多く含まれています。
注)ビタミンKはワーファリンの抗凝固作用を阻害するため、動脈硬化性疾患、心臓弁膜症などの治療のためにワーファリンを服用している方は禁忌です。
適度な運動 骨量の増加効果があります。
(例:ウォーキング・水泳・ゲートボール等)
適度な日光浴 カルシウムの吸収効率を高めるビタミンDが生産されます。

 

カルシウムの吸収を妨げるもの

食物繊維 野菜・きのこ・海藻類等に多く含まれます。適度な摂取は、便秘予防やコレステロール降下などのよい働きをもたらしますが、過剰な摂取はカルシウムの吸収を抑制します。
食塩 1日10g以下を目標にします。過剰な摂取は尿へのカルシウム排泄を促進します。
リン リンはカルシウムとともに骨の主要な横成成分ですが、通常の食事で不足することはほとんどありません。むしろ加工食品に多く含まれているため、過剰摂取にならないように注意が必要です。
嗜好品 過度の飲酒およびカフェイン飲料の摂取は尿へのカルシウム排泄を促進します。喫煙は、カルシウムの吸収を抑制します。

 

 

カルシウム摂取の落とし穴

 

近年では、過剰ともいえるカルシウム強化食品の氾濫から、過剰摂取となる人も懸念されます。カルシウムの過剰摂取は、便秘を悪化させたり、泌尿器系結石やその他のミネラルの吸収抑制等の障害を起こします。どんなに優れた食品でも、過剰摂取になると身体にとってマイナスの力が働くこともあります。強化食品に頼りきるのではなく毎日の食事から必要な栄養素を摂取することを心掛けて下さい。

 

管理栄養士による食事指導・栄養相談には医師の処方せんが必要です。
ご希望の方は各科外来までお問い合わせ下さい。

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