函館協会病院

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令和4年 節分の行事食🍽

 

あっという間に1月が終わり、2月3日は節分です!

函館も、連日の寒波で雪深くなりました。

先日には最低気温が-14℃となり、寒い日が続いております。

函館のコロナ陽性者数が増えていますので、感染対策(手洗い、マスク等)を徹底するとともに、私の周りに水道管を破裂させてしまった方やその被害を受けた方がおりますので、水落としも忘れずに!!

 

それでは、行事食を紹介していきます!

 

メニュー(常食)

 

・いなり寿司

・細巻き寿司

・すまし汁

・魚のみりん焼

・大根の煮物

・生姜和え

 

 

入院患者様はいなり寿司と細巻き寿司の多さに驚かれていましたが、おいしくて全部食べちゃったと話される方もいて嬉しいかぎりです。

 

 

↑主食がお粥の方には梅粥です。

 

 

↑病態によっては海苔やいなりの皮は消化に悪いので、いなり寿司が食べられない方には混ぜご飯です。

 


 

~ちょっと小話☕~

 

「節分のときなぜ豆をまくの?」

 

昔の人々は“節分”=“季節の変わり目”には邪気(鬼)が生まれてくると考え、鬼が病気や禍をもたらすと恐れていました。平安時代の宇多天皇の時代に鞍馬山の僧正が鬼の目に炒った大豆をぶつけて退治したという逸話から、節分に豆をまく行事は室町時代の頃から行われていました。鬼は魔物全般を表し、“鬼の目”で「魔目(まめ)」。「魔目(まめ)」に「豆(マメ)」を当てて魔滅(まめつ)するという意味があります。

豆に炒り大豆が使われますが、それは昔からよく食べられていた五穀(米、麦、あわ、ひえ、大豆)の1つで、神に奉納する神聖なものだったからです。生の大豆は使わないのは、豆まき後に回収し忘れると春に芽が出る恐れがあり、厄払いに使った豆が育つのは良い事ではないため、節分には炒り大豆を使用していました。炒り大豆を使うのは「炒る」という言葉が「射る」とつながるという言葉遊びの側面もあります。

 

 

函館では落花生が豆まきの定番ですが、落花生の地域があるのは「雪が多い北海道・東北地方は小さい大豆だと見つけにくいから」とか、「拾って殻を剥いて食べられるので衛生的」など諸説あります。

落花生の栄養としては脂質が多いですが、オレイン酸やリノール酸の割合が多いので悪玉コレステロールを上げにくく、たんぱく質や抗酸化作用のあるビタミンEなどの栄養素も多く含まれています。ただ、エネルギーが可食部100g当たり562kcalもあるので、歳の数に関係なく、成人の方は落花生を10~15個程度までにしておきたいですね。

ちなみに、茶色い薄皮(渋皮)にはポリフェノールが豊富に含まれており、一緒に食べるのがオススメです。

 

まだまだ雪深い函館ですが、立春を迎えて春が近づいてきました。

節分豆を食べて、残りの冬も乗り切りましょう!