私達リハビリテーション科スタッフ一同は、医師の指示のもと脳血管疾患や神経疾患、整形外科疾患、呼吸器疾患の方々はもちろん、様々な疾患により日常生活に障害をもたれる方々、最終的には障害をもつ全ての方々が、住み慣れた場所で生さ生きと豊かに充実した生活を送れるようになることを目標に、いろいろな角度からアプローチしています。
当院のリハビリ施設基準は、脳血管疾患Ⅰ、廃用症候群Ⅰ、呼吸器Ⅰ、運動器Ⅰを整え、理学療法士36名、作業療法士7名、言語聴覚士3名、リハビリテーション科助手6名で診療にあたっています。役割として理学療法では「早期機能回復」を、作業療法では「生活行為向上」を、言語聴覚療法では「コミュニケーションと摂食嚥下機能の改善」を掲げ、日々奮闘しています。
様々な疾患により日常生活に障害をもたれる方々が、住み慣れた場所で生き生きと豊かで充実した生活を送れますように私たちリハビリテーション科は、様々な機能の回復に取り組みます。
理学療法部門は、主に機能回復を図る運動療法と、患部に電気をかけたり温めるなどして消炎・鎮痛を図る物理療法からなります。理学療法士が、医師の指示に基づいて対象の方々の症状に合わせ、いろいろな動作の基本となる身体機能の改善を目指し、リハビリテーションに取り組んでいます。回復期病棟では、運動器疾患と脳血管疾患の疾患別にチームが分かれているため、より専門的な治療の提供が可能となっております。
作業療法部門は、日常生活場面を設定した作業療法室で身体機能の改善や精神面での活性化、応用動作の習得、日常生活に必要な動作や家事動作の習得に向け指導・援助をしています。当院では、和室で正座訓練、調理訓練、入浴動作訓練等、日常生活に合わせた場面で動作機能訓練を実施しております。
言語聴覚療法部門は、言語・嚥下機能に対し維持・回復を図る訓練の他、コミュニケーションや摂食の方法の助言・指導も行い、日常生活の質を高める援助をしています。言語聴覚士が、医師の指示のもとで対象の方の症状に合わせたリハビリテーションを行なっています。
介護保険のリハビリテーションは、通所によるリハビリテーションが基本となります。当院では理学療法士や言語聴覚士、スタッフの指導のもとにリハビリテーションを受けることができます。
訪問リハビリテーションは、介護保険の認定を受けられている方を対象に理学療法士や言語聴覚士が直接ご自宅に伺い、リハビリテーションを行なうサービスです。介護度の低い方から高い方まで幅広い方を対象に、自主トレーニングの指導や屋外での歩行練習、寝たきりや床ずれ予防のための運動など、利用者様の身体の状態に合わせたリハビリテーションを提供しています。また、利用者様へ直接リハビリテーションを行うだけでなく、福祉用具の選定や住宅改修の提案などによる暮らしやすい環境作りのお手伝いや、ご家族に対する介護方法の助言など、利用者様が可能な限り快適に生活を続けていくための支援も行っております。
特に上記のような方には、訪問リハビリテーションの利用をお勧めしています。関心のある方は、担当ケアマネージャーや当院リハビリスタッフに気軽にご相談下さい。
受け入れ状況 | 札幌医療リハビリ専門学校 |
千歳リハビリテーション大学 | |
北都保健福祉専門学校 | |
北海道医療大学 | |
西野学園 | |
札幌医学技術福祉歯科専門学校 | |
東京医療学院大学 |
第72回道南医学会大会 |
転倒高齢者における姿勢安定度評価に影響を与える因子の検討 当院におけるリハ栄養研修会の教育効果 有疾患者における姿勢安定度評価と転倒歴との関連 |
第5回道南支部理学療法学術大会 | 成人脊柱変形に対するHome-exの検討 |
第5回道南理学療法士学術大会 | 左心原性脳塞栓症にて右弛緩性麻痺を呈した患者様の移動時の介助量軽減に向けた介入 |
月2~3回程度で不定期ですが科内の勉強会を開催しています。PTは、新人に対してOSCEを使用して教育活動を行っています。