朝晩はひんやり冷たい風が吹くようになってきましたが、日中はまだまだ暖かく、朝着るものを選ぶのに困る今日この頃。皆様体調は崩されていませんか?
さて、9月20日は敬老の日。行事食をご用意しました。
メニュー(常食)
・赤飯
・すまし汁
・鶏肉の生姜焼き
・煮しめ
・果物(梨)
ほんのりピンクに色付けした小豆甘納豆の赤飯です!
果物は今が旬の梨でした。
治療内容によって赤飯が食べられない方には栗ご飯です!
栗がゴロゴロ入っておいしそうですね!
~ちょっと小話☕~
昨今の函館ではブリが豊漁となっていますね。函館の新たな名物にしようとする活動があるようです。
そこでブリについて調べてみました。
●ブリ(大きめ1切れ100gあたり)
・エネルギー…257㎉
・たんぱく質…21.4g
・脂質…17.6g
・鉄…1.3㎎
・ビタミンD…8.0㎍
・ビタミンE…2.0㎎
・ビタミンB1…0.23㎎
・ビタミンB2…0.36㎎
・EPA…940㎎
・DHA…1700㎎ 引用:「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
★ブリのここがすごいポイント!!
・DHA・EPAが豊富!
DHA・EPAは人の体内で合成できない必須脂肪酸の1つです。主に青魚に多く含まれ、中性脂肪の低下、血栓の予防、動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞の予防などに効果があります。
また、DHAの摂取不足は脳の発達や、うつ病・アルツハイマー型認知症などの精神・神経疾患に深くかかわっているといわれています。現代の食の欧米化により、肉中心の食生活となり、日本人のEPA・DHAの摂取量は年々減少してきていますので、積極的に摂りたいですね。
・高たんぱく質!
たんぱく質は3大栄養素「炭水化物、たんぱく質、脂質」の1つで、髪、皮膚、筋肉など体を作るのに必要な栄養です。たんぱく質の1日の必要量は身長、体重、年代、活動量の多さなどで変わりますが、「日本人のための食事摂取基準2020」によると推奨量は男性60g、女性50gです。特に高齢者は食が細くなり、炭水化物(特にパン、めん類)に偏りやすく、たんぱく質が不足しやすいです。
結論、ブリは子どもからお年寄りまで、おすすめの食材です!!
函館では10月1日~31日までブリフェスを開催し、スーパーでブリを使用した商品をたくさん扱うようです。この機会に是非食べてみてはいかがでしょうか?
当院の食事ではブリはお出ししていませんが、青魚の制限の無い方には同じくEPA・DHAの豊富なサバを定期的にお出ししています。入院されている方が1日でも早く元気になりますように!