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令和5年 ひな祭り行事食 🍽

 

日中暖かい日が増えて道路の雪も減り、長かった冬も終わりが近づいて来ましたね。

 

さて、3月3日はひなまつりでした。

行事食のご紹介です!

 

メニュー(常食)

・ちらし寿司

・すまし汁

・高野豆腐の肉詰め煮

・菜の花の和え物

・ゼリー

 

 

お粥の方はこちら↓

 

消化しやすい食事の方は、鮭ご飯と煮魚です↓

鮭がたっぷりですね!

 


~ちょっと小話☕~

「 白酒・甘酒 」  

 

桃の節句・ひなまつりの日の飲み物といえば「白酒」。

童謡“うれしいひなまつり”の歌詞にも出てきますよね。

白酒とは蒸したもち米にみりん、または米麹と焼酎などを混ぜて、約1ヵ月熟成させて作るお酒で、アルコール濃度は約10%あります。

 

中国から伝来した五節句のひとつである上巳(じょうし)の節句は、3月の最初の巳の日という意味で、邪気に見舞われやすい日とされていました。そのため上巳の節句に水辺で身体を清め、宴会を催して穢れを払う風習がありました。古代中国では桃の木は邪気を払い、桃の実は不老不死や長寿をもたらすと考えられており、3月は桃の花が咲く時期でもあることから桃の節句と呼ばれています。桃の花が流れる川の水(桃花水)を飲んだら300歳の長寿を得られたという中国の故事があり、上巳の節句には桃の花を盃に浮かべた桃花酒が飲まれていました。

江戸時代に白酒が作られるようになると、特有のねばりと甘味で女性にも飲みやすいと江戸中でたちまち評判となり、それまで上巳の節句に飲まれていた桃花酒が、花の桃色と白酒の白色の対比がよく映えると白酒に変わって全国へ広まったとされています。

のちに、子どもでも飲むことのできる甘酒も飲まれるようになりました。

 

甘酒は歴史が古く、甘酒のルーツとなる麹やお米から作られたお酒は奈良時代に編纂された「日本書紀」に登場しています。室町時代に甘酒の行商が現れるようになり、江戸時代には栄養価の高い甘酒が庶民の夏バテ予防の飲み物として定着しました。

 

甘酒は酒粕から作られた甘酒と、米麹と米で作られた甘酒の2種類ありますが、どちらもビタミンB1、ビタミンB2、オリゴ糖、食物繊維、アミノ酸、ブドウ糖などが豊富に含まれ、その栄養価の高さから飲む点滴ともいわれるほど!

ブドウ糖は脳の唯一の栄養源であり、エネルギー源です。ブドウ糖は分子量が小さいので素早く吸収されます。ビタミンB群は、エネルギー代謝を助けてくれるので疲労回復に効果的です。オリゴ糖と食物繊維は腸内環境の改善に役立ち、便秘解消や免疫力アップにも効果が期待できます。

飲む時間帯のオススメは朝です!脳のエネルギーになるので、朝から元気に活動できます。

注意点としては、甘酒は糖質が多いので、体に良いからとたくさん飲んでしまうと血糖値が上がり、太りやすいので、1日1杯までにしましょう。また、糖尿病がある方は主治医に相談して下さい。酒粕から作られた甘酒には、少量ではありますがアルコールが含まれています。念のため飲んだ後は運転はしないようにしましょうね。